Amazonのコスパ最高タブレット『Fire HD 8』を6ヶ月使い倒した感想

Amazonで販売されているタブレット「Fire HD」シリーズの一つである、『Fire HD 8 タブレット(第7世代)』の良い点や悪い点を正直に包み隠さず紹介しつつレビュー。ハイエンドモデルのスマホと比較して画質や音の悪さが多少気になるものの、一度使ってみれば必ず得した気分になる最高のタブレットです。

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『Fire HD 8』のメリット・デメリットは?

『Fire HD 8』は最高かつ最強のタブレットだと思います。半年以上使ってきた私が言うので間違いありません。

…と言いたいところですが、そう言ったところで半信半疑になるだけだと思うので、『Fire HD 8』のメリット・デメリットを簡単に箇条書きで説明します。

『Fire HD 8』の悪い点

  • 人によっては画質に満足いかないかも(ハイエンドモデルのタブレットよりも画質は劣る)
  • タブレットを縦に持つと音はあまり良くない(けどすぐ慣れる。イヤホンを付ければ完全に解決)
  • カメラの性能は悪い
  • 高速充電に非対応

『Fire HD 8』の良い点

  • とにかく安い(16GBモデルで定価8,980円は通常はありえない)
  • 性能は必要十分。むしろ高性能な方
  • プライム会員ならプライム・ビデオが見放題なので、『Fire HD 8』との相性が抜群
  • 画面の大きさが絶妙
  • Kindleも読みやすいし、ゲームも普通にできるからタブレットとしてはほぼ完璧

というように『Fire HD 8』には悪いところもありますし、良いところもあります。ただ圧倒的にメリットの方が上回っているので「コスパ最高のタブレットだ!」と断言できてしまうのです。

以下、『Fire HD 8』の良い点や悪い点を詳しく解説していきます。

『Fire HD 8』のココが駄目だ!

画質が微妙…と感じる人がいるかもしれない

『Fire HD 8』を手にして最初に気になったのはその画質です。正直言って、iPhoneのRetinaディスプレイのような高精細感はありません。

Fire HD 8 タブレットの解像度は1280×800(189ppi)。iPhone 8ですら1334×750(326ppi)です。画面の小さいiPhone 8の方が綺麗に見えるのは当然です。(ppiとは「解像度を示す単位」のこと)

かといって『Fire HD 8』の画質が悪いのかというと、別にそういうわけではありません。「最初は少し気になる」という程度です。すぐ慣れます。むしろスマホよりも画面が大きいので、迫力のある映像を楽しめるメリットの方が遥かに大きいのです。

縦に持つと音が悪くなる

はっきり申し上げて『Fire HD 8』の音は良くありません…。ただしこれは『Fire HD 8』を縦に持つ場合の話です。

『Fire HD 8』のスピーカーとカメラの位置

『Fire HD 8』のスピーカーとカメラの位置

『Fire HD 8』は縦に持った状態から見て左側に2つスピーカーがあります。つまり左手で縦持ちしてしまうと、手がスピーカーの一つを塞いでしまうことがあるのです。こうなると少しこもったような音になり、「あれ?音質が悪いのかな?」と勘違いする人も出てきてもおかしくないです。

縦に持つとスピーカーが左側にきます

縦に持つとスピーカーが左側にきます

しかし『Fire HD 8』を横に持つと音が明らかに良くなります。2つのスピーカーが上にくるからです。なので『Fire HD 8』を使用して動画を観る場合は、なるべく横持ちにした方が音の臨場感が高まります。

動画を視聴する場合は横持ちの方が音も画面も迫力がでます

動画を視聴する場合は横持ちの方が音も画面も迫力がでます

撮影には不向き

『Fire HD 8』には前と後ろにカメラが搭載されているのですが、『Fire HD 8』で写真を撮ったり、動画を撮影したりするのはやめておいた方がいいです。根本的にカメラの性能が悪いからです。

カメラの性能だけで言えばiPhone 4レベルなのではないでしょうか。ハイエンドモデルのスマホの方が遥かにカメラが高性能なので、『Fire HD 8』のカメラアプリは自然と起動しなくなるはずです。

iPhone XとFire HD 8の写真の画質を比較。iPhone Xの方が細かい部分まで写せているのが分かるはず

iPhone XとFire HD 8の写真の画質を比較。iPhone Xの方が細かい部分まで写せているのが分かるはず

『Fire HD 8』のカメラを使う機会があるとすれば、偶然スマホを忘れてきたり、どうしても何かの証拠を撮らないといけない時くらいしか思いつきません。ただし画面はスマホよりも大きいので、写真の確認は十分すぎるくらいできます。

とにかく、『Fire HD 8』のカメラには期待しないでください!

充電が遅い!

『Fire HD 8』は高速充電に対応していません。iPhone Xなど、高速充電に対応しているスマホは30分もあれば電池が50%くらいは充電されるのですが、『Fire HD 8』の場合は電池が50%たまるまで2~3時間以上は掛かります。

高速充電に慣れきっている体だと、『Fire HD 8』の電池が溜まる速度が遅く感じてしまうのです。

『Fire HD 8』自体は普通に使っている限りでは10時間以上は電池が持つのですが、充電を忘れて外出した場合はほぼアウト…!充電できる場所や充電ケーブル、そして充電機器がないと読書くらいしか使えないでしょう。

『Fire HD 8』のバッテリー切れの対策方法としては、就寝する前に必ず『Fire HD 8』を充電しておくことや、モバイルバッテリーを持ち歩くことを習慣として身につけることくらいしかありません。

『Fire HD 8』のメリットとは?

動作がサクサク!

『Fire HD 8』は8,980円という価格の割に動作が高速です。Fireタブレットの基本アプリである「Silkブラウザ」では広告の多いサイトでもサクサクに表示してくれますし、ビデオアプリを開いても目的の動画まで速攻で運んでくれます。

これは高性能CPUである「クアッドコア1.3GHz」のプロセッサが搭載されているおかげでしょう。(クアッドコアとはつまり、4つの演算処理回路をもつ凄いCPUのことです!)

ただ、プライム・ビデオを観る時に「プライム・ビデオにおける人気の番組の広告」を強制的に見せてくるのは頂けないですね…まぁスキップすればいいんですけど。

Silkブラウザはこんな感じです↓

Silkブラウザでヤフージャパンを閲覧(縦持ちの場合)

Silkブラウザでヤフージャパンを閲覧(縦持ちの場合)

指二本を使って少し拡大

指二本を使って少し拡大

ページの表示を拡大しても動作がカクカクなることはありません

ページの表示を拡大しても動作がカクカクなることはありません

横持ちの場合

二本の指を広げる動作(ピンチアウト)をすればサイトのページや画像などを簡単に拡大できるので、近視の人でも問題なく使用できるのではないでしょうか。

プライム・ビデオとの相性がとにかく抜群

プライム・ビデオ、Hulu、Netflix…こういった動画配信サービスを使う場合は『Fire HD 8』が最適です。特にベッドなどの寝転がれる場所では。

そしてプライム・ビデオと『Fire HD 8』の相性が本当に良すぎます。プライム・ビデオとはAmazonが展開している動画配信サービスで、プライム会員なら話題の映画やドラマが見放題となります。

動画が見放題で、スマホよりも迫力のあるスクリーンを持つタブレット。それが『Fire HD 8』です。相性が抜群とはこのことでしょう。

ホーム画面からビデオへ画面を移せば、プライム会員であれば見放題となる映画や海外ドラマがたくさん。Amazonでしか観られない「Amazonオリジナル」な番組もあります

ホーム画面からビデオへ画面を移せば、プライム会員であれば見放題となる映画や海外ドラマがたくさん。Amazonでしか観られない「Amazonオリジナル」な番組もあります

手に収まる大きさ&まあまあ軽い

『Fire HD 8』の良い点はまだあります。それは携帯性の高さ、つまり持ち運びがしやすい点です。

サイズが「214 x 128 x 9.7mm」の『Fire HD 8』はジーンズのポケットにも入るくらいコンパクトで、なおかつ片手でも持ててしまう持ちやすさと軽さ(369g)も同時に備えています。

片手で持てるので、もう片方の手で他のことができます

片手で持てるので、もう片方の手で他のことができます

片手で持つ時はさすがに縦持ちになってしまうので、左手で持つ場合はスピーカーを一つ塞いでしまいます。しかし右手で持てば良いだけの話。

極端な話、タブレットを片手で持ちながら料理でも勉強でも出来る勢いです。片手で『Fire HD 8』を持ちつつ、Silkブラウザで軽く情報収集しながら、別の行動が出来てしまう…!

スマホの場合は画面が小さいので特定の資料が見づらい場合もありますが、8インチの大きさのスクリーンを持つ『Fire HD 8』くらいなら、ほぼどんな資料でも迅速かつ簡単に参照できます。

Kindleアプリで雑誌が楽々と読めるのも大きなメリットですね〜。

タブレットとして出来ることはほぼ何でも出来る

『Fire HD 8』の良さはもう数え切れません。タブレットとして出来ることは何でも出来ると考えても大丈夫です。一応、『Fire HD 8』で出来ることを挙げるとすれば以下の通りです。

  • ネットサーフィン
  • 読書
  • ビデオ鑑賞
  • ゲーム
  • 音楽鑑賞
  • 写真・動画撮影
  • Amazonで買い物
プライム会員の特典を利用して好きな音楽を聴いたり…

プライム会員の特典を利用して好きな音楽を聴いたり…

ゲームアプリで時間を潰したり…

ゲームアプリで時間を潰したり…

Amazonで欲しい商品を探したり…

Amazonで欲しい商品を探したり…

Kindleで読書をしたり…(フォントはある程度大きさや色を変えられます)

Kindleで読書をしたり…(フォントはある程度大きさや色を変えられます)

他にもアプリストアでは無数のアプリが配信されているので、やりたいことがあれば何でもできるはずです。アプリも簡単に探せます。

Show ModeでAlexaが使えるようになる予定

Alexa(アレクサ)とはAmazonが開発した人工知能(AI)のことで、Alexaに対応した機器に話しかけるだけでほとんどのことに返答してくれます。

また、世界中の人々が自由に作り上げた「Alexaスキル」を、スマートフォン上で機能する「Alexaアプリ」から追加することで、ラジオが聞けるようになるなど様々なことが出来るようになります。

Alexaに対応した機器としてはAIスピーカーとしてAmazonから発売された「Echo」や「Echo Dot」などがあります。

AlexaはAIスピーカー以外にも続々と対応している途中で、今後はFireタブレットでもAlexaが使えるようになります。

『Fire HD 8』や『Fire HD 10』の場合、「Show Mode Charging Dock(ショーモード チャージング ドック)」を別途購入し、ドックにFireタブレットを設置しShow Modeとして作動すれば、Fireタブレットが画面付きのAIスピーカーとして使えるわけです。

そしてドックからFireタブレットを取り外せば、そのままタブレットとして使えます。

「Show Mode Charging Dock」の日本での発売日は不明ですが、アメリカのAmazon.comでは『Fire HD 8』用のドックが39.99ドル(約4,500円)、『Fire HD 10』用のドックが約54.99ドル(6,202円)で発売中です。日本での価格もアメリカの価格と近いものになるでしょう。

AmazonのAI『Alexa(アレクサ)』とは?出来ることをまとめてみた

2017.02.08

最後に:日常生活に欠かせないタブレットになるはず

『Fire HD 8』はもう手放せません。外出時はスマホをいじっていますが、家にいる時の90%以上は『Fire HD 8』をいじっています。

「動作が高速」で「画面の大きさが絶妙」だからというのがその主な理由だと思います。『Fire HD 8』を買えばほとんどの人が『Fire HD 8』中心の生活になるのではないでしょうか。

やはりプライム会員の特典と『Fire HD 8』の相性が良すぎるのはここまでくると残酷ですね…。プライム会員になればお急ぎ便は無料で使い放題ですし、高品質な海外ドラマも見放題、音楽も聴き放題…なんというAmazon地獄…!!

ただ一つ言っておきたいのは、画質をとことん重視する方は『Fire HD 8』よりも解像度の大きい『Fire HD 10』を買う方が賢明です。『Fire HD 8』の解像度がHD(1280 x 800)であるのに対し、『Fire HD 10』はフルHD以上の「1920 x 1200」もあります。画質の違いは明らかに差があります。

なので「ベッドでだらだらと海外ドラマをとにかく高画質な状態で観たいな〜」と思っている人は『Fire HD 10』を迷うこと無く選びましょう。画質と持ちやすさのバランスを重視するなら『Fire 7』よりも『Fire HD 8』がベストです。『Fire 7』だと画質の悪さが気になってしまいますから。

『Fire HD 8』には16GBモデル(8,980円)と32GBモデル(10,980円)がありますが、16GBモデルが圧倒的にお得です。なぜなら『Fire HD 8』は最大256GBのmicroSDカードに対応していて、容量が少ないと感じても後から容量を増やせるからです。

※追記:2018年10月4日に新型が発売!買うなら間違いなく新型ですよ!