Apple Pay(アップルペイ)に登録できないVISAクレジットカードがあるなら、年会費無料の中から自分に合ったお得な物を選ぼう。Suicaにオートチャージ出来る物から、ポイントが多く付く高還元な物、キャッシュバックが貰える物まで分かりやすく詳細に紹介。随時更新していきます。
Apple Payでは、iPhoneのWalletアプリに複数枚のクレジットカードを保管し、お店によって使うクレジットカードを変えたりすることが容易に行えます。
iPhoneを取り出して店頭にある読取機にかざす、あるいはiPhoneをかざした状態で指紋認証をするだけで支払いが完了するので、日々の支払いが大変便利かつスピーディーになります。
Apple Payは支払い手段というより財布としての役割が強いです。Walletアプリにクレジットカードを登録し、基本的に店頭では電子マネーの「iD」(アイディ)、「QUICPay」(クイックペイ)・Suicaで料金を支払います。
クレジットカード番号の代わりに独自の番号が割り当てられ、なおかつ決済の詳細を保存しないので、安心安全かつプライバシーが守られるとも謳われています。(Apple Payの詳細)
Apple Payでは、手持ちにあるSuica(スイカ)カードや、iPhone/Androidに対応した「Suicaアプリ」で発行したSuicaカードを登録することも可能です。登録したSuicaカードはWalletアプリに取り込まれ、今後はSuicaの代わりにiPhoneをポケットから取り出して、様々な場所で使うことになります。
Apple Payに対応したクレジットカードを新規に発行したいのであれば、そのクレジットカードがiD系なのかQUICPay系なのかをまず確認しましょう。
お店によってはiD支払いやQUICPay支払いに対応していない可能性があります。iDが使えるお店、QUICPayが使えるお店に関してはどちらも公式サイトに情報が載っているので、そちらの方にまず目を通してください。
しかし、iDもQUICPayも主要なお店(セブンイレブン等の大手コンビニ、イオン・マックスバリュ等の大手スーパーマーケット)で利用可能なので、どちらを選ぶかはそれほど悩まなくてもいいかもしれません。
2016年11月現在ではVISAはApple Payに完全対応していません。VISAだとインターネットとアプリ内での支払いが不可能です。
ただしVISAであってもApple Payに対応しているクレジットカードであれば、iDかQUICPayで代金の支払いが可能です。例えばVISA楽天カードではネットとアプリでの決済には対応していませんが、店頭でのQUICPay支払いに対応しています。
またSuicaアプリではVISAでもSuicaをチャージできます。なので使い方次第では、実質的にほぼどんなクレジットカードでもApple Payに対応しているとも言えなくもありません。
「VISAかJCBかMasterCardかAmerican Express…どれを選べばいいんだ?!」と悩むのではなく、Apple Payに対応していて、なおかつ自分にとって一番お得なクレジットカードを選びましょう。
ただ、今のところVISAはApple Payに完全に対応しているわけではないので、なるべくVISAは避けた方がいいかもしれません。そこんところはクレジットカードごとの特典を自分で見比べて判断しましょう。
現在、Apple Payに対応した主なクレジットカードは以下の通りになっています。
- dカード
- イオンカード
- 三井住友カード
- 楽天カード
- JCBカード
- セゾンカード
- ビューカード
- オリコカード
- au WALLET クレジットカード
- TS CUBIC CARD
- MUFGカード
ソフトバンクカードはプリペイドカードなので除いています。銀行系クレジットカードもApple Payに対応していたりします。Apple Payに対応したクレジットカードの詳細に関してはApple公式サイトで確認してください。
以下より、Apple Pay対応のクレジットカードの中から年会費が無料でお得なものを厳選し、iD系とQUICPay系とに分けて、それぞれ個別に紹介していきます。
(以下、アフィリエイト有り)
目次でサクッと理解
iD・Apple Payに対応のクレジットカード一覧
dカード
還元率 | 1.0%(dカード特約店によっては2~5%) |
年会費 | 初年度無料(年内に一度でも使用すれば次の年も無料) |
選べるブランド | VISA・MasterCard |
発行元 | NTTドコモ |
メリット等 |
|
100円のお買い物につき、dポイントが1ポイント貯まります。dポイントの使い道としてはローソン・マクドナルド・ドコモ携帯料金など。
お買物あんしん保険が魅力的。国内または海外でdカードを使用して購入した商品が、90日以内に破損・盗難などの偶然な事故にあった場合に、年間100万円まで補償してくれます。
ただし、リボ払いか3回以上の分割払いをしておく必要があるなど、補償条件が少し厳しいです。また、携帯・車・自転車・ノートパソコンなどは補償の対象にはならないので注意。
携帯の補償は「dカードケータイ補償」が適用されますが、dカードを使ってドコモショップで購入した携帯じゃないと補償されません。
イオンカードセレクト
還元率 | 0.5%(WAONのオートチャージ設定で実質1.0%) |
年会費 | 無料 |
選べるブランド | VISA・MasterCard・JCB |
発行元 | イオンクレジットサービス |
メリット等 |
|
普段イオンやマックスバリュでお買い物する人に最適なクレジットカードなのが「イオンカードセレクト」。お客さま感謝デーの際に代金が5%OFFになるのは大きいです。200円の買い物につき1ポイント付きます。
お客さま感謝デーとは、全国の「イオン」「マックスバリュ」「イオンスーパーセンター」「サンデー」「ビブレ」「ザ・ビッグ」などのお店で、WAONかイオンマークのクレジットカード(イオンカードセレクト等)を利用することで、支払い代金が5%OFFになる制度のこと。
最近は普通預金金利が0.001%程度にまで下がっている銀行が多いのですが、イオン銀行とイオンカードセレクトのコンボで普通預金金利が0.12%にまで跳ね上がります。
2017年1月31日までに申し込み、2017年3月10日までにイオンカードセレクトで5万円以上の金額を払えば、最大6,000円分のポイントを獲得できます。
三井住友VISAクラシックカードA
還元率 | 0.5% |
年会費 | 初年度無料(条件クリアで次の年も無料) |
選べるブランド | Visa・MasterCard |
発行元 | 三井住友カード |
メリット等 |
|
「三井住友VISAクラシックカードA」は1000円の支払いで1ポイント(=5円相当)が貰える、三井住友カードによるクレジットカードです。一般的に三井住友カードは信頼度が高いと言われています。
還元率は0.5%ですが、「ポイントUPモール」を通してアマゾン(Amazon.co.jp)や楽天市場などで買い物をすれば2倍のポイントが獲得でき、お店によっては最大20倍のポイントがゲットできます。
貯めたポイントは楽天ポイント・Tポイント・マイレージに変換できたり、ダイソンの掃除機などの景品やギフトカードと交換してもらえたりします。キャッシュバックも可能。
還元率1.0%かつ、前年1回以上の利用で年会費が無料になる「三井住友VISAデビュープラスカード」も捨てがたいです。
しかし、「三井住友VISAクラシックカードA」には最高2,500万円の海外・国内旅行傷害保険と年間100万円まで補償される「お買物安心保険」が付いています。
しかも「三井住友VISAクラシックカードA」のデザインの方が断然かっこいい。彼女とか好きな女の人にカッコつけたいなら、クラシックカードの方を選びましょう。
三井住友VISAクラシックカードAの場合、次年度以降も年会費無料にするには「マイ・ペイすリボ」への登録と、年1回以上はカードを利用する必要があります。リボ払いの支払い金額をカードの限度額にまで設定すれば、実質的に毎月一括払いになるのでご安心を。
2016年12月28日まで最大8000円のキャッシュバックが貰えるキャンペーン中です。
QUICPay・Apple Payに対応のクレジットカード一覧
楽天カード
還元率 | 1.0%(楽天市場の利用で4%) |
年会費 | 無料 |
選べるブランド | Visa・MasterCard・JCB |
発行元 | 楽天カード |
メリット等 |
|
100円の支払いで1ポイント(1円)が付くという、高還元クレジットカードの代表格の一つが「楽天カード」です。貯めたポイントは楽天市場・楽天トラベル・楽天ブックスなどの楽天グループサービスで使えます。
JCB CARD EXTAGE
還元率 | 0.5%(優待店なら最大2.5%) |
年会費 | 無料(条件クリアで翌年も無料) |
選べるブランド | JCB |
発行元 | JCB |
メリット等 |
|
1,000円の支払いにつき1ポイント(Oki Dokiポイント。例えばnanacoポイントに交換するなら1ポイント=5円相当)が貯まります。ポイント還元率は一見低めに見えますが、「Oki Doki ランド」経由でネットショッピングすれば2倍〜最大20倍のポイントが貯まるという、利用次第では還元率が爆上げする優れものです。
また「JCB CARD EXTAGE」であれば、アマゾン・セブンイレブン・スターバックス等の優待店で商品を購入すれば優待店ボーナスポイントが付くほか、入会から3ヶ月まではポイントが3倍、4ヶ月目以降は1.5倍になります。
貯めたポイントはJCBギフトカードや東京ディズニーランド関連のチケット、アマゾンで使えるポイントなどに交換可能。
海外旅行を多くする人にとってもおすすめです。JCBカードであれば、世界60ヵ所にある「JCBプラザ」と、世界の主要都市9ヵ所にある「JCBプラザ ラウンジ」が利用可能なのです。
「JCBプラザ ラウンジ」と「JCBプラザ」では観光情報の案内や、ホテル・レストラン・ツアー・チケットの予約、JCBカードの紛失・盗難した際のサポート、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。「JCBプラザ ラウンジ」では前述したサービスに加え、無料ドリンクやマッサージ機も用意されており、至れり尽くせりです。
JCBは「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」のオフィシャルスポンサーでもあり、利用次第ではディズニー関連の特典も受けられます。ディズニーファンなら確実に1枚はJCBカードを持っておくべきでしょう。
ただし「JCB CARD EXTAGE」の注意点としては、「18歳〜29歳でないと申込みできない」「次年度も年会費を無料にするには50万円以上も利用する必要がある」の二点があります。
JCBゴールド→JCBゴールド ザ・プレミア→JCBザ・クラスとステータスを高くしていきたいなら、30歳を超えるまでに「JCB CARD EXTAGE」を利用するか、30歳以上であれば「JCB一般カード」からコツコツと使っていきましょう。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料(年間1回以上の利用で翌年度も無料) |
選べるブランド | AMEX |
発行元 | クレディセゾン |
メリット等 |
|
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」なら、1,000円ごとの利用で1ポイント(永久不滅ポイント。Amazonギフト券と交換する想定だと1ポイント=5円相当)が獲得できます。
特徴としてはその名の通り、「永久不滅」のポイントを貯められるということ。ポイントには有効期限がないので、ポイントを使用するタイミングを自由に決められます。ポイントの有効期限に焦らされずに済みますね。
「永久不滅.com」を介して買い物をすれば通常よりも最大30倍も永久不滅ポイントが貯められる場合もあります。貯めたポイントはAmazonギフト券やnanacoポイント、iPadなど300種類以上の人気商品と交換可能。
2016年12月31日までにApple Payを利用してQUICPay加盟店で支払いを行えば、キャッシュバックを受けられるキャンペーンも行っています。
2016年11月30日までに新規入会し、入会した翌々月までに4万円以上利用するか、ファミリーカードに入会すれば合計10,000円相当の永久不滅ポイントを獲得できます。
ビックカメラSuicaカード
還元率 | 1.0%(ビックカメラでの買い物の際、チャージしたSuicaで支払うと11.5%) |
年会費 | 初年度無料(年1回の利用で翌年度も無料) |
選べるブランド | VISA・JCB |
発行元 | ビューカード |
メリット等 |
|
1000円の利用につきビックポイントが5ポイント(5円相当)、ビューサンクスポイントが2ポイント(5円相当)が貯まります。1000円で10円相当のポイントが貯まるので、基本の還元率は1.0%。
一度の使用で二種類のポイントが付いてくるのはやや複雑ですが、ビックカメラをあまり利用しない場合でも、ビックポイントはSuicaに交換可能。
Suicaの残額が設定金額以下になると、改札入場時にタッチした時に、自動的に設定金額がチャージされる「オートチャージ」機能が付いています。しかもオートチャージする度にビューサンクスポイントが3倍も付いてきます。1,000円のチャージで6ポイント(=15円相当)です。
「ビックカメラSuicaカード」自体はApple Payに登録可能で、QUICPayとして支払いできます。ただし「ビックカメラSuicaカード」に付帯機能として付くSuicaはApple Payに追加できません。
既に持っているSuicaか、Suicaアプリで新規発行したSuicaを用意して、そのどちらかをApple Payに登録しましょう。そのSuicaを「ビックカメラSuicaカード」でチャージにするようにすればポイントが通常の3倍たまります。
Orico Card THE POINT
還元率 | 1.0%(オリコモールを経由して利用すると2%) |
年会費 | 永年無料 |
選べるブランド | VISA・MasterCard・JCB |
発行元 | オリコカード |
メリット等 |
|
「Orico Card THE POINT」(オリコカード ザ ポイント)は、100円の利用につき1オリコポイント(1円相当)が貯まる高還元クレジットカードの一つ。
アマゾン・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでネットショッピングをする際に、「オリコモール」を通して商品を購入すれば最大15%+0.5%分のオリコポイントが加算されます。
貯めたオリコポイントはAmazonギフト券・iTunesギフトコード・すかいらーくご優待券などに交換可能。例えば500オリコポイントを貯めれば、500円分のAmazonギフト券に交換できます。
WAONポイント・Tポイント・楽天スーパーポイントなどにポイントを移行させることも可能です。
基本的に1.0%分も還元されるお得なクレジットカードですが、オリコポイントの有効期限はキャンペーンで獲得した分に関しては6ヶ月、通常のカード利用分とオリコモール利用分に関しては12ヶ月と設定されています。オリコポイントが失効する前にポイントを使わないと損するので注意が必要です。
高還元かつ、年内に1度も利用しなくても年会費が取られないのは嬉しいですね。とりあえず1枚は持っておきたいクレジットカードです。
au WALLET クレジットカード
還元率 | 1.0% |
年会費 | 無料(条件あり) |
選べるブランド | VISA・MasterCard |
発行元 | KDDIフィナンシャルサービス |
メリット等 |
|
「au WALLET クレジットカード」では、200円ごとの利用で2ポイント(WALLETポイント。1ポイント=1円)貯まります。セブンイレブン・マツモトキヨシ・紀伊國屋書店・au WALLET Market by LUXAなどで買い物をすれば200円ごとに3ポイント以上も獲得できます。
貯めたポイントはクレジットカードの請求額を減らすために、合計2万円分まで使うこともできます。ポイントは旬のグルメ・人気雑貨・家電などの商品との交換や、auショッピングモールやモバオクでのネットショッピング、ブックパスやビデオパスなどのデジタルコンテンツ、auスマホへの機種変更や修理代金の割引としても利用可能。
auの携帯電話利用料金を「au WALLET クレジットカード」で引き落とせば二重にポイントを獲得できるので、auユーザーであれば大変お得です。
ただし、「au携帯電話(スマホ・タブレット・ケータイ・Wi-Fiルーターなど)」「auひかり」「auひかり ちゅら」のいずれかを契約していなければ入会できませんし、途中でいずれかの契約を解約してしまうと年会費が1,250円掛かってきます。
auユーザーでなければ特に旨味のないクレジットカードのように思えますが、1.0%も還元される高還元クレジットカードであるため、auユーザー以外でなくても検討の価値は多少はあるでしょう。
「Apple Payへのカード追加でもれなく100WALLETポイントプレゼント」「期間中はApple Pay決済分のWALLETポイントが2倍になる」といった、2つの特典がうけられる「Apple Pay スタートキャンペーン」を2016年12月28日まで実施中です。
最後に:Apple Pay対応のクレジットカードはまだあるが、年会費に難あり
他にも「TOYOTA TS CUBIC CARD」などApple Payに対応したクレジットカードはあります。しかし「TOYOTA TS CUBIC CARD」のレギュラーカードだと初年度は年会費は無料ですが、2年目以降は1,250円。
他のクレジットカードだと2年目以降の年会費も無料にできる方法がありますが、「TOYOTA TS CUBIC CARD」のレギュラーカードの場合は年会費を無料にする方法がありません。
ちなみに、「TOYOTA TS CUBIC CARD」でApple Payを利用すると5倍のポイントが貯まるキャンペーンを2017年3月31日まで行っています。
今後もApple Payに対応したクレジットカードが発表され次第、おすすめのクレジットカードを追記していきます。