「村田基のキャスティングマスター」のベイトタックル編とスピニングタックル編の全てを視聴すれば、大きな魚と出会える確率が必ず上がるはず。バス釣りを始めたばかりの初心者から中級者は観ないと確実に損します。自称上級者やベテラン勢、バスプロにも何かしらの発見があるはず。
目次でサクッと理解
「村田基のキャスティングマスター」とは?
「村田基のキャスティングマスター」とは、キャスティングのプロである村田基(むらたはじめ)氏が出演しているDVDのことで、バスフィッシングにおけるキャスティングの基礎から応用までを解説しています。(スピニングタックル編ではボートシーバス・リバーフィッシング・エリアフィッシング・サーフフィッシング・渓流釣りにおけるキャスティングを解説)
村田基氏は2018年の時点で世界に4人しかいないと言われるキャスティング・デモンストレーターで、日本一忙しい釣具屋のオヤジでもあります。また、シマノにアドバイザーとしてリールやロッドの開発に関わってもいます。
「村田基のキャスティングマスター」を観るメリットは?
「村田基のキャスティングマスター」の良い点は以下の通りです。
- ありとあらゆるキャスティングを網羅
- 各キャスティングにスーパースローモーション映像を用意
- 釣り場やボートで実際のキャスティングを披露
- 初めに基礎をしっかりと叩き込んでくれる
- 大きな魚を釣る確率が上がる
ありとあらゆるキャスティングを網羅
ベイトタックル編で学べるキャストは以下の通りです。
- オーバーヘッドキャスト
- サイドキャスト
- スキッピング
- バックハンドキャスト
- フリップキャスト
- ピッチング
- フリッピング
- スパイラルキャスト
- ボー&ロー(アロー)
- サークルキャスト
- ペンデュラムキャスト
- ロングロッドでのキャスト
- 練習方法
- ブレーキ調整
- その他いろいろ…
スピニングタックル編の場合は…
- オーバーヘッドキャスト
- 低い弾道のオーバーヘッドキャスト
- サイドキャスト
- バックハンドキャスト
- サイドスロー
- フリップキャスト
- スパイラルキャスト
- テイクバックキャスト
- ペンデュラムキャスト
- ロングロッドのサイドクイック
- ロングロッドのシングルハンド
- ロングロッドのダブルハンド
- シングルハンドのバックハンドクイック
- スリークォーターキャスト
- ボー&ロー(アロー)
- ブレーキング
- その他いろいろ…
おまけとして、あの村田基氏がキャスティングに失敗する(狙ったところを外す)シーンも含まれています。やはり村田基氏でも失敗するのです。
ただ、素人の失敗とは違って、ほんの数ミリ単位で的を外しているので、そこからも村田基氏の凄さを理解できると思います。
各キャスティングにスーパースローモーション映像を用意!
いろんなキャスティングを覚えたければ、正直なところYouTubeで見ればなんとなく習得できそうなものですよね?
しかしYouTuberのキャスティングよりも、キャスティングのプロである村田基氏から学べることの方が圧倒的に多いです。例えば手首の動かし方や腕の振り方や、ロッドを振るスピードとか…。
YouTubeの映像とは質がまるで違います。
釣り場やボートで実際のキャスティングを披露
「村田基のキャスティングマスター」では、村田基氏が実際に海やボートで釣りをするシーンが多々あります。
ベイトタックル編ではボートでの実釣が多く、スピナーベイトでスキッピングするシーンには誰もが感動し、村田基氏の技術に恐れおののくでしょう。村田基、マジでヤバイです。
スピニングタックル編ではルアーを遠投するシーンが収録されています。重量級ルアーであるメタルジグをとにかく遠投したい…!と考えている人には参考になることでしょう。
特に、村田基氏が体をくねらせてルアーを大遠投するシーンはかなり勉強になると思います。大遠投のスーパースローモーション映像も、もちろん収録されています。
初めに基礎をしっかりと叩き込んでくれる
このDVDは釣り初心者であるほど観るべきDVDです。最初にロッドの持ち方から教えてくれるので、釣りをやったことがない人でも理解できます。というより、釣りをこれから始める人にはうってつけの映像集と言えます。
そして、基礎を知らないままに釣りを始めてしまった人は今すぐこのDVDを観るべきです。
間違ったロッドの持ち方をして、間違ったキャストをし続け、そのせいで魚が釣れないより、何千円かを払って村田基氏の技術を吸収し、多くの魚を釣る方が遥かにマシです。
大きな魚を釣る確率が上がる
「村田基のキャスティングマスター」を視聴した後は、以前よりもキャスティングに気を使うようになります。そして、難しい場所にもルアーを入れてみようと考え始めるはずです。
ブラックバスの場合、カバーの下にデカバスが潜みがちですし、海釣りの場合はルアーを遠くに飛ばすほど大きな魚が掛かる可能性が高まります。
「村田基のキャスティングマスター」を見れば、「攻める釣り」を意識するようになるので、その分大きな魚と出会える可能性が高まるでしょう。「攻める釣り」とは、カバーの下にスキッピングでルアーを通したりだとか、そういった類の釣りのことです。
「村田基のキャスティングマスター」を見た結果、ビッグベイトの一つであるジョインテッドクローを木の枝に引っかかりそうな場所にギリギリまで攻めてキャストし続けたら、50cmを超えるブラックバスを釣り上げられました。(大きなメジャーを持っていなかったので、100均のメジャーで計測)
釣り人なら一度は目を通しておくべき傑作
キャスティングの仕方に関しては、YouTubeでフィッシングショーにおける村田基氏の解説を聞いて学んだ身ですが、それでもやはり「村田基のキャスティングマスター」を買って良かったと実感しています。
とにかくYouTube上で見られる映像とはクオリティが違います。特にスーパースローモーションが収録されている点が、他とは一線を画しています。
ただ、映像を繰り返し見ているだけではキャストは上達しません。家でスーパースローモーション映像を何度も見て、映像を見ながら村田基氏の動きをマネして何となくキャストの仕方を覚えてから、実際に釣り場でキャスティングの練習をしないと駄目です。