WF-1000XM4をAirPods Pro等と比較しつつ体感をレビュー

SONYの完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM4」を実際に購入し、使用したレビュー。3万円を超える高級イヤホンですが、音質は申し分無し。フィット感はAirPods Proに劣りますが、総合的には購入して良かったと思います

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補足
この記事は加筆修正中です。何か分かり次第、追記します。使用しているデバイスはAndroid端末の「Rakuten hand」です。

また、筆者はオーディオ機器の専門家ではなく、完全分離型の無線イヤホンを数種類使ってきただけの一般人です。ご了承ください。

クリアかつ重低音も十分な音質

めちゃくちゃ良いです。今までオーディオテクニカの無線イヤホンや有線イヤホンを使ってきましたが、それらと同等がそれ以上。全く申し分無し。

高音はクリアで、重低音もよく響き、細かい音も明確に、なおかつ一定の空間の中で広がるように聞こえます。例えるなら、四角い空間の中で「大量の音のゴムボール」が跳ねまくって、その衝動が響く感じ。

AppleのAirPods Proよりは絶対に良い。それは断言できます。AirPods Proの音質を70点とすると、WF-1000XM4は90点。

「ノイズキャンセル×高音質」がWF-1000XM4の最も優れた点だと思います。音質自体はオーディオテクニカの1万円台の有線イヤホンクラスですが、WF-1000XM4の高音質とノイズキャンセルが組み合わさって、音質が良いように感じる部分も確かにあるのです。

ただ、DSEE Extremeを有効にすると音質がハイレゾ級になるみたいですが、正直違いがよく分かりません。(音の深みが増す感じがある?)

WF-1000XM4は「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」にも対応していますが、対応しているアプリが限られるので、今後も使わない可能性大。(全てのアプリに対応しているものと思ってました)

強力なノイズキャンセル

かなり強力。音を聞いている時、明らかにわずかに頭痛がします。ただ、今まで使ってきた無線イヤホンのノイズキャンセルも最初は頭痛が起きるので、慣れると思います。(※追記:1日で慣れました。今は頭痛はしません)

幸いなことに、特殊なイヤーピース(ポリウレタンフォーム素材)のおかげか、ノイズキャンセルをオフにしていてもかなりの雑音をシャットアウトしてくれます。

もはや「本当にノイズキャンセル機能が必要なのか?」というくらい、十分なくらい雑音を消してくれるので(体感で50%くらい)、頭痛に慣れなければノイズキャンセルをオフにするといいかもしれません。

また、ノイズキャンセルのおかげで音量が小さくても音質の良さを感じられます。音量を小さめにしても十分な音質で音楽を楽しめるのもメリットの一つです。

風切り音も抑制できる

さらに、風に対するノイズキャンセル性能も強力です。通常のノイズキャンセルだけだと風の強い日やランニング時に「ボボボ」と風切り音が目立ちますが、「自動風ノイズ低減」を有効にすると風切り音がほぼ無くなります。

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Sonyが提供しているアプリ「Headphones Connect」に外音コントロールという設定項目があり、その中で「自動風ノイズ低減」を有効にできます

ただ、「自動風ノイズ低減」にもデメリットがあり、この機能を有効にするとバッテリーの消費が少し大きくなるそうです。また、「自動風ノイズ低減」を有効にすると、ほとんど気にならないレベルではありますが、通常のノイズキャンセルでは聞こえなかった微小な雑音が聞こえることもあります。

「自動風ノイズ低減」には一長一短がありますが、風切り音を抑制しながらさらにノイズキャンセルも利かせたい場合には良好に働きます。

バッテリーの消費が気になる場合は、ノイズキャンセルをオフにするだけでも風切り音を抑制できることもあるので、そちらも試した方がいいでしょう。(扇風機の前で風量を強にした状態だと分かりやすい)

フィット感はイマイチ

フィット感は微妙。というのも、WF-1000XM4自体が無線イヤホンの中でも少しだけ大きめだからだと思います。

フィット感だけでいえばAirPods Proの方が明らかに良いです。

イヤーピースの大きさはS・M・Lの三種類用意されていて、自分の耳ではSかMが合いそうでした。結局はMを使うことにしましたが、ほんの少しだけ耳の中で圧迫感を感じます。ただ、ほどよい圧迫感で、フィットしている感じがあり、雑音もかなりシャットアウトしてくれている様子。

イヤーピースのサイズをSに変えると、耳の中でわずかに隙間が生まれてしっくり来ません。ただ、圧迫感が抑えられるのでこれはこれでいいかもとは思いました。また、ノイズキャンセルが強力なので、多少の隙間があっても雑音は消してくれます。

イヤーピースのサイズに関しては多くの人にとっては問題ないのではないでしょうか。

しかしイヤホン自体に大きさがあるので、帽子やフードをかぶったりする時など、「ふとした瞬間に取れてしまう率」が他の無線イヤホンよりも高い気がします。

なお、首を縦に横に振ってもWF-1000XM4が取れる心配はありませんでした。

環境音

環境音の取り込みが非常に良いです。体感ではAirPods Pro並みか、それ以上。あまりにも自然すぎて驚愕しました。

総評

間違いなく買って良かったです。しかし同時に「本当にノイズキャンセルは必要なのか?」という疑問も生じました。

確かに音質は無線イヤホンの中では間違いなくトップクラスだと思います。しかし、ノイズキャンセル機能を諦めれば、オーディオテクニカの1万円台の無線イヤホンを使えば十分満足できますし、わざわざWF-1000XM4を選ぶ必要もないのかなとも。

ただ、日常で使用する上でノイズキャンセルがあった方が絶対に良い場面はありますし、なにより環境音の取り込みがAirPods Pro並みに素晴らしいです。よって、総合的には買ってよかったです。

要するに「あらゆる面でWF-1000XM4がAirPods Proと並んでいるかそれ以上」ということです。無線イヤホンが多すぎてどれを選べばいいか分からない人は、WF-1000XM4を選べばまず問題ないです。

iPhoneユーザーの方は新しいAirPods Proが発売されるまで待った方がいいかもしれません。音質の面でもWF-1000XM4を超えてくるかもしれませんが、正直WF-1000XM4の音質は「これで満足できない人がいるのか…?」というくらい十分すぎるので、その辺の選択は人それぞれということで。